2016年12月1日木曜日

内々けやき『君の名は』(快楽天Beast 2016年12月号)

友達と賭けに負けた罰ゲームですぐにやらせてくれると噂の女の子とデートすることになった、という導入の校内売春もの。
主人公は「地味なツラして」とか「なんでこんなこと(売春)やってるんだ?」とか無神経発言をして険悪になるが、セックスのよさが忘れられずもう一度彼女を買ってしまう。

終わったあと膝枕なんかしちゃってちょっといい雰囲気でイチャイチャしてるんだけど、男がイイ笑顔で悪気なく言った一言でヒロインは何とも言えない表情に。
彼女は妹と電話して「明日は一緒にお見舞いに行こうね」と言ってるので、おそらく親が入院しちゃって金が要るのだろう。
それを見ながら主人公がそういや彼女の下の名前も知らない、というモノローグで終わる。

校内売春ものはこう、あまり露骨でない程度にちょっと切ない余韻を残すのがいい。
実は売春してるという噂はウソで、主人公が好きなのでヤらせただけでしたみたいな展開は下の下である。(個人の感想です)